今回の記事は復旧不可能な改造が含まれています。
当記事を参考に改造を施す際には自己責任にての作業をご了承ください。
当方は一切の責任をおいません。
da Vinciの初期化だ!! フラッシュだぁぁぁ!!
過去九回にわたってda Vinci 1.0A の改造を書いてきましたが、今日はいよいよフラッシュです。
(((o(*゚▽゚*)o)))
このフラッシュとは初期化作業の事です。
da Vinciのメインボードに書き込まれているプログラムを消してしまい、まっさらにします。
工場出荷状態に戻すのではなく、ボードのプログラムを消してしまうので、Repetier-Firmware-0.92を書き込みに失敗してしまうと、ただのでっかい箱になってしまいます。
なので、ここから先は本当に自己責任です!!
(;^_^A
さぁ、一歩を踏み出して貴方のda Vinciを生まれ変わらせよう!!
といっても、この作業をしなければRepetier-Firmware-0.92は使えないわけですから、覚悟を決めて踏み出しましょう!!
(((o(*゚▽゚*)o)))
ここでメリットのおさらい!!
- 様々なフィラメントが使用できる。
- Repetier-Hostで制御できるようになる。
- 様々なスライサーが使えるようになる。
素晴らしいではないか!!
これで貴方のda Vinci 1.0A がda Vinci PROに匹敵する性能と設定を手に入れることができるのだ!!
夢が膨らむね!!
(((o(*゚▽゚*)o)))
先ずは確認しよう!!
先ずはda Vinci 1.0A に電源を入れるとピロリ!!
という音とともにライトが点いて、フロントパネルの表示がこんな感じになります。
パックパネルを開けてみると、チェック用のLEDが光っていますね!!
KOよ様ですね。
(*´▽`*)
改造したり、プログラムを書き換えたりするときは、トラブルと仲良くならなくてはいけません。
改造して壊れたのか?
改造する前から壊れていたのか?
改造前の状態を正確に知っておかないと、改造後に起こったトラブルシューティングが上手くいかないからです。
(≧▽≦)
さぁ、フラッシュの前に、線を一本用意して下さ。
da Vinciシリーズは、そのままではArduino IDEには繋がりません・・・。
認識してくれないんですよ・・・。
なのでフラッシュ(初期化)してプログラムが書き込める状態にします。
ショートさせるんだけれどね・・・。
(≧▽≦)
なのでバイパス配線を一本用意してください。
通電すれば、なんでも良いんです。
某友人はハサミを使ってフラッシュしたりしていたなぁ!!
(ノ*゚▽゚)ノ
これを前回の記事で探した場所、ませJP1かJP37でショートさせます。
今回はJP1です。
最初に主電源を切ってジャンパーをセットします。
次に主電源をONにします。
3秒~5秒ほど待ってから、主電源を切ります。
おめでとう!!
フラッシュ完了だぁぁぁぁ!!
Ψ(`∀´)Ψ
電源をいれてみよう!!
もう一度、電源を入れてみましょう。
起動音のピロリ!! まもう鳴りません・・・。
ライトも点きません・・・。
フロントパネルの表示はblack blocです・・・。
((((((ノ゚⊿゚)ノ
怖いですねぇ・・・。
恐ろしいですねぇ!!
もう後戻りはできません!!
Repetier-Firmware-0.92を書き込もう!!
大丈夫です。
準備は整っています。
前回までの記事を参照してArduino IDE にRepetier-Firmware-0.92は読み込まれています。
必要なプラグインも読み込んでします。
USBケーブルをda Vinci 1.0A に繫ぎます。
Arduino IDE にUSBポートを設定します。
私の場合、今回はCOM7でした。
書き込みの際にフィラメントカートリッジが刺さったままだとエラーが出て文鎮化するという情報をいただきました。 ありがとう!! (ノ´▽`)ノ 書き込みの際には、フィラメントカートリッジを抜いて書き込んでください。 |
次にボードを指定します。
メニューバー → ツール → ボード → Arduino DUE (Native USB Port) を選択します。
da Vinci 1.0A の電源がONになっていることを確かめます。
マイコンボードに書き込むをクリックしてください。
暫くすると書き込みが終了します。
Arduino IDE は最初にスケッチ(プログラム)のコンパイルをはじめます。
次にコンパイルされたプログラムの書き込みが開始されます。
こんな感じの画面が出てきたら書き込みまでは成功です!!
書き込みが正常に行われると再起動します。
フロントパネルの表示がこんな感じになっていると成功だ!!!
(((o(*゚▽゚*)o)))
お疲れさまでした!!
これで色々なフィラメントに対応できるぞ!!
様々な設定が可能になるぞ!!
バッチリ設定すれば、このクオリティーで出力できるぞ!!
無改造のda Vinci Pro のクオリティーを超えられるぜ!!
これは、出力してサポート材をバリバリ取っただけです。
ヤスリ掛けしていません!!
(((o(*゚▽゚*)o)))
Repetier-Host の設定は少々面倒くさい・・・。
最初はパラグラフが多すぎてどこを触っていいのか分からないとおもう。
( ノД`)
しかし一つ一つの設定を理解して出力設定していくと上の写真の様な出力が可能です。
激安中華フィラメント、レイヤー0.2mmで出力しています。
温度、出力速度、押し出し量などの関係が理解できれば30万以上で販売されている3Dプリンター上の出力品質を出すことができます。
また、多くのメーカーが歌い文句としている計算上のスペックに惑わされないようになります。
ノズル直径0.3mmの3Dプリンターはノズル直径0.4mmの3Dプリンターを超えるように思われがちですが・・・。
本当は温度、印刷速度、出力量など様々なパラグラフが適切に設定されている事こそハイクオリティーな出力に繋がるのです。
多くのメーカーが直径0.4mmのノズルを使っている理由は、プログラム部分とメカニカル部分の調整がやりやすい設計になっているからです。
先ずは、da Vinci シリーズを改造して、それらのパラグラフの関係を理解した上で、0.3mmのノズルや様々な高機能フィラメントを試す事をお勧めします。
追伸!!
Repetier-Host の使い方は下記のpageに詳しく乗っているぞ!!
(((o(*゚▽゚*)o)))
http://yamanchu.guhaw.com/repetier_host/
まとめ!!
マスコミにガンガンに持ち上げられて、梯子を外された3Dプリンター・・・。
XYZprinting社からバンバン出る新機種!!
飛びついて買ってみたものの・・・。
絶望的な出力品質に打ちのめされた方々は、今すぐチャレンジしてみよう!!
(((o(*゚▽゚*)o)))
新しく始める人も、ヤフオクでda Vinci 1.0A は3万ぐらいで売っているぞ!!
さぁ、貴方の3Dプリンター生活の再出発だぁぁぁぁ!!
(((o(*゚▽゚*)o)))
あとお約束の表記だね ↓
今回の記事は復旧不可能な改造が含まれています。
当記事を参考に改造を施す際には自己責任にての作業をご了承ください。
当方は一切の責任をおいません。
初めてメールさせていただきます。
東京都多摩市にてRCヘリ専門の修理・調整・組立等の仕事をしております辻と申します。
扱っているものがラジコンのヘリですのでお客様の思い入れも強く、とうに製造していない機体を大事に使ってらっしゃるかたが多くいらっしゃいます。
そのため、何とかパーツを作ることが出来ればと2年ほど前にDavinci 1.0AiOを導入しました。
導入の際には「魔法の箱」みたいな期待があったのですが、いざ印刷してみるとやはりポン付けには程遠く、何度も作り直しや擦り合わせが必要でした。
強度の面からも強いストレスが掛かる部分は製作を避けておりました。
他社のフィラメントを使おうともしましたが、あのフィラメントケースの「チップ」に道を閉ざされ(笑)、長さのみはリセット出来ましたが温度や速度はそのままだったため、半ば諦めて使っておりました。
が、こちらの記事を読ませていただき、目からウロコでした(笑)。
実施するかどうか1週間悩み、本日覚悟を決めてやってみました。
あっけないほどフラッシュは上手くいきました。
が、何度やっても書き込みが出来ません。
「大きなゴミの出来上がりか?」と思っていましたら、一つ忘れていました。
例の「チップ」のために中身を抜いたフィラメントケースを入れたまま作業していたのが災いしたみたいで、ケースを抜いてもう一度試したところ「ピロピロっ」と今まで聞いたことのない音と共に息を吹き返してくれました!
これからスライサーの勉強もしなければならないのですが、今まで以上のクオリティで作れると思うとなんて事はありませんです。
読みやすく勇気が持てる記事、本当にありがとうございました!
大変お世話になりました!
返信が遅くなってすみません。
m(__)m
先ずは、巨大な文鎮作成を避けられたことをお祝いいたします。
そして、貴重なご意見ありがとうございます。
カートリッジが入っている状態では上手くいかないんですね!!
私も初めて知りました。
(≧▽≦)