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「Proto-pasta」から発売された磁力を帯びた3Dプリンターフィラメントのナゾ?

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Magnetsprites

ご家庭用3Dプリンターも光学型の3Dプリンターがちらほら出てきているようですね。

しかし、まだまだ主流はFDF(fused deposition modeling–熱溶解積層方式)方式の3Dプリンターです。

熱で素材を溶かして、ドロドロになったところを、歯磨のチューブみたいに「ブニューッ」と出して、

形を作っていく方法です。

FDM_writing_image

溶かす素材は、PLA(プラスチック)やABS樹脂の二種類が主流です。

ABS樹脂とは、

  • アクリロニトリル (Acrylonitrile)
  • ブタジエン (Butadiene)
  • スチレン (Styrene)

上記の3種類の素材の混合樹脂です。

混合比や圧力、温度や時間によって同じABS素材でも、様々な特性のABSが作られます。

まぁ、ペットボトルの素材と同じってことでOKよ!!

ご指摘を受けました。
ペットボトルの素材はポリエチレンテレフタラート (PET) であり、ABSとはまったく別物です。
ここにお詫びと修正させていただきます。

海外の掲示板で「ペットボトルのキャップを砕いてフィラメントとして再利用しよう!!」という記事を読んだ記憶があったので、同じ素材化と思っていました。
すみません。
<(_ _)>

今年の流行は、何と言っても柔らか素材のフィラメント!!

3Dプリンターで靴_柔らかい素材_a

ゴムっぽい素材で柔らかいのですが、まだまだ強度、品質、供給など安定していないようです。

 

今回のお話は、前回ご紹介した「Proto-pasta」社の新製品
Magnetic Iron PLA」の謎に迫ってみました!!

こんな感じで磁石になっているフィラメントです。

いゃ、磁石を出力できるフィラメントです。

いいよねー!!

なんに使おうかなぁ!!

夢は膨らむよねぇ!!

んん?

そして、私は子供のころの実験を思い出しました!!

小学生の頃、学校の教材でもらった棒磁石をガスレンジで真っ赤になるまで暖めてみると・・・

アーラ不思議?

ただの鉄の棒になってしまったではありませんか!!

翌日、理科実験室に忍び込んで、理科実験準備室にあった数十本の棒磁石をアルコールランプで温めてみたら!!

な!!!

なんと、全てただの棒切れになってしまいました!!

206826

そうかぁ!!

磁石って、熱くするとただの棒になってしまうんだ!!

大発見!!

まぁ・・・

その後は・・・

Big , Big , TROUBLE !!!!

じゃぁ、「Proto-pasta」社はどうしてるのよ?

調べて、海外の掲示板でいろいろ質問した結果!!

protoflux-pla-magnetic-filament

キュリー温度というものがあるらしい!!

キュリー温度 – Wikipedia

『各磁石のキュリー温度』
フェライト磁石 約450℃
ネオジム磁石 約310℃
サマコバ磁石 約750℃
アルニコ磁石 約850℃

この温度になれば、磁力が失われる温度と言うことです。

さて、ご家庭用の3DプリンターはFDF(熱溶解積層方式)方式が主流です。

そして、主要素材はABSです。
ABSは、アクリロニトリル (Acrylonitrile)、、ブタジエン (Butadiene)、スチレン (Styrene)の三種類の合成樹脂です。合成比率、反応温度、時間、圧力などを調整して様々な特徴を持った素材が作れます。3Dプリンター用のABSフィラメントの温度は260度前後に設定されています。

そうそう!!

誤 → ABSが解けても、キューリー温度に達しないのです!!

正 → PLAが解けても、キュリー温度に達しないのです!!

ここら辺りが答えのようです。

Proto-pasta社様から発売されているMagnetic Iron(マグネティックアイロ)はPLAです。
上記の記事は私がABS素材と勘違いして書いてしまいました。
3Dプリンター用のPLAフィラメントの溶解設定温度は200℃前後に設定されています。

Magnetic Iron(マグネティックアイロ)とは?

Magnetic Ironとは磁鉄鉱の事です。

磁力を持った岩石ですね!!

proto-pasta社が砂鉄を使っているかどうかは知りません。

だって、鉱物から砂鉄を抽出するより、工業的に磁鉄粉を作ったほうが簡単で安いんだもの!!

なので、proto-pasta社のMagnetic Ironの正体は!!

PLA素材に磁鉄粉を練りこんだフィラメントだったのです!!

ご家庭用の3Dプリンターは、そのヘッドの加熱温度はキューリー温度を超えません!!

んーー、凄いじゃないかproto-pasta社!!

これからどんどん私を楽しませるため・・・

いゃ、世界を退屈させない為に、いろいろ生み出してくれ!!

 

子供の頃の恥ずかしい記憶を思い出した・・・

○○先生、ごめんなさい。

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